長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2005年06月23日(木)

 昨夜、赤い満月を見た。月は好きだけれども、ネオンの光を反射させたあの赤い月は、いけない。不吉な塊が膨らむばかりだ。

 多分、本当は理解している。何時終わるか知れないものを抱え込んでいて、其れを抱え込んでいるがゆえに壊れているのだとしたら、其れはもう諦めた方が良い。期限付きのものを抱え込んでいるのなら、期限が来れば壊れているのは治るかも知れないけれど。無期限は好くない。だから私はきっと、諦めて、もう何もかも投げ出すくらいの勢いで、開き直るべきなのだ。なのに。嗚呼、如何して其れが出来ないのだろうと、私は苛立つ。いけない。好くない。嗚呼、もう。堂々巡りはもっと好くない。










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片翼 [MAIL] [CLAP!]

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