長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2005年06月02日(木)

 InDesign難しすぎる、解らない、使いこなせない。嗚呼、一週間くらいで編集作業は終わらせなければならないのに。何とかなると思っていたのがいけなかった。もっと早くに買って慣れておくべきだった。久しく、酷く後悔。

 火曜日は家庭教師で、受験生の教え子と共に因数分解100問を競争する。因数分解なんて何年振りだろうと思案しつつ、未だに機械的に解く事が可能であるという事実に私は吃驚する。おそろしい。教え子は今週末から修学旅行ですって。嗚呼そういう時期なのだなぁと思いつつ、もう少し受験生らしく焦ってくれれば良いのにとも思う。しかし、教え子にとっては人生初の受験なわけで、実感が湧かないとかそういう気持ちは理解できなくもない。でももう少し焦るべきよ、自分の成績を考えたときには、ね。遊びと勉強と、けじめをつけてくれればそれで良いのに。私は遊ぶななんて一言だって言いたくは無い。――毎月毎月プロ野球の試合を見に行ったり学校帰りに真直ぐ区の体育館に行くのは受験生として如何かとは思うけれども。流行のあれよね、所詮、自己責任。そういうこと。
 自分の修学旅行は如何だったかしらと、ふと考えてみても大したことは思い出せない。物凄く暑かったような気はする。自主研修とか、名所巡りとか、したのだろうけれどよく思い出せない。其の程度だったのかと、思うだけ。高校の修学旅行だって特別覚えているわけじゃないもの、中学の修学旅行なんて覚えていなくて無理もないかと、開き直ってもみる。此処最近で鮮明に覚えている(忘れまいと意識して気をつけている)ことは、ヴァンクーヴァーへの国外逃亡の事くらい。そのうちエッセイが一冊出来るんじゃないかしらと思うくらいには、妙に細かなところまで記憶している。

 今私が持っている苛立ちと、これから爆発するかも知れない苛立ちとを、計算しながら私は今日を過ごした。計算ミスは、もしかしたら明日何かが爆発するかも知れないじゃないか、そう思う。そして、そうなる訳にはいかないのだと、牽制をかける。ねぇ、本当はこういう生き方は酷く疲れるのよ。でも、私はこういう生き方しか出来ない、特に、今は。










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