長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2005年03月27日(日)

 最後の図書館勤務。でした、今日。
 通常通り、滞り無く、問題も無く、私は仕事を失ったわけですが。新学期開始の後少し落ち着いたら家庭教師を一件増やそうかしらと思案中。態々忙しくするのかと言う勿れ、時間割を組んでみたところあまりの空白の多さに最も驚愕したのは多分私自身。昨年度は隙間の無さに吃驚していた筈なのに。然しまあ、日常の「ささやかな忙しさ」は変わらないだろうから、生活に大きな変化が出来るとも思っていないのだけれど。取り敢えず、愛知万博に行きたいなぁと思いながら夏期休業中を狙って計画を立てている今日此の頃。

 ところで国外逃亡中の一ヶ月間に図書館には数百冊の新刊が当然入っていたわけで、書架で見慣れない表紙を見つけて吃驚する。或いは最新のDVDが配架されていて吃驚する。明日から実質上○善さんの管轄になるらしいのだけれど、まあサービスの質が低下するのは已むを得まい。営利企業に委託する事自体が、大学図書館として本末転倒なのだから。――愚痴は兎も角。
 図書館勤務の一年間(正確には約10ヶ月間)と平行して司書の勉強をし終えたことは、非常に良かったと思っている。司書の勉強を数年かけてやるのでもなく。図書館という言わば実地で働けたこと。勉強して初めて解ることと働いて初めて解ることが、互いに通ずると実感できたこと。非常に、興味深い。
 勿論其の分死ぬ程大変な一年間ではあったけれども。其の分今年度は楽するということで、プラスマイナスゼロ。――いや、少しくらいはプラスにしたいからやっぱり何か遣るべきかな。










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