理由も無く苛立ちが募る、というのは今に始まったことではないし――というか寧ろずっと此処に書き続けてきたように頻繁に、起こることであるし、今更如何こうというものではないのだけれど。寧ろ「理由も無く」というのが果たして真実かどうかも疑問なのだけれど。兎に角矢張りどうしようもないことには変わりないので、ベッドに倒れ込んでみたりもする。そうして不意に睡魔に襲われたりなんかしてしまうと眠ってしまうこともあって、夢見が悪くて不機嫌が続いたりなんかもする。……。
バスのおはなし 2 私が四週間だけ滞在した北米大陸南西部太平洋岸港湾都市には様々な大きさのバスがありました。日本と同じ大きさのバス。日本より小さいバス。これは見た目がちょっとかわいい。そして、日本より大きいバス。 何て言うのだろう、二連式? 地下鉄の車両同士を連結しているのと殆ど変わらない感じです。長距離だったり乗車人数が多い路線のバスに、此の大きい――というか長い、バスが使われます。私は某大学への往復時によく乗りました。大学が山の頂上にあるので当然バスは山登り(もしくは山降り?)をするのですが、カーヴの時に揺れる揺れる。連結部に座ろうものなら(連結部には四席あった)がっこんがっこん言いながら振られるのです。――いや、連結部じゃなくても揺られる時は揺られるのですが。とにかく、どうしてここまで長くする必要があるのかしらと思うくらい、長過ぎ。バスの本数を増やした方が、良いのではないかしら。因みに私が乗っていた大学息のバスは一時間に三本でした。一本のガスと20分待ち。 ……毎日バス酔いするのは、流石に厳しかったです。
時々、理由も無く別に乗り物に乗っているわけでもないのに酔うことがある。人込みの中でも私は酔うけれど、それとも違う。普通にパソコンに向かっていたり、読書していたり、ぼんやり考え事をしていたりするとき。酔う。目眩とか吐き気とか。だからこれは「酔」っているのだ。何かに。 ――ビョーキじゃないよ、多分。誰だってきっと、一度くらいはそんな風になるでしょ。私の其れが頻繁かどうかは他人と比較した事が無いから解らないけれど。偶に、辛くなる。ただ其れだけのこと。
|