自分の事を他者に解って貰いたいと願わない時点で、私は初めからコミュニケーションを拒否している。コミュニケーションを拒否している私がコミュニケーション言語を研究しようというのだから、笑うより他無い。
眠い。眠りたい。そういう風に思うし、感じはするのだけれど、如何せん眠れない。蒲団に潜り込んで瞼を下ろしたからといって直ぐには眠れない私は、そうして、半刻から長い時で数時間、寝返りを打ちながら苛立ちと共に夢の世界へいざなわれるのを待つ。そういう時は決まって、寝起きも悪いものだ。
どれ程忙しくても、時間少しでも在れば何かしたいと思っていた。遊びたいとか、映画を見たいとか、本を読みたいとか。今は、同じ忙しさの中でも、たとえ時間が在っても何もしたくない。強いて言えば、眠っていたい。可能な限り。 現実問題として眠れないということは此の際関係無い。眠りたいという、願望だけ。久々に、厭と言う程無気力だ。
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