長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年09月22日(水)

 論文紛い、の、レポートを書いている。一応4000字以上という指定なので小論文かしら。でも、絶対4000字では書き終わらない。絶対書ききれない、と思う。
 今まで資料収集していたのだけれど、ニ、三日前から執筆に取り掛かっている。因みに締め切りは今週金曜日。明後日。……笑う。2500字は超えたけれど。……意地でも今夜中に終わらせる。

 居場所を探す。
 高校のとき、教室に私の居場所は無かった。だから私はお昼休みになる度に図書室へ赴き、図書室が休みのときは進路指導室に行った。どちらも本が立ち並ぶ場所ではあったけれど、別に私は本に囲まれた場所を自分の居場所と考えているわけではない。屋上が解放されていれば屋上に行っていたかも知れないし、音楽室に自由に出入りで切れば音楽室に通っていたのかも知れない。今、図書館でアルバイトしている私ではあるけれど、図書館内に私の居場所はない。少なくとも学生アルバイトとしての私は、図書館に居場所を求めて働いている訳ではない。待遇はかなり良いし、興味深い仕事内容ではあるけれど。もしそうでなければ、そうしてお金を必要としていないのであれば、こんなに忙しいアルバイトを誰が続けるだろう。
 家の中に自分の居場所を見出せないのなら、外に求めるしかない。喫茶店、とか。ちょっと可愛らしい雑貨店内、とか。でも其れは四六時中居続けることの出来る居場所ではない。時間が経てば立ち退かなければならない場所。

 居場所、というものが、定位置に存在している場所、であるとは限らない。よく言われるところでは、人、とか。けれど私は、即座に誰かの名前を上げる事が出来る程、深い付き合い方をしているような人はいない。
 ……まだ、多分、まだ、必要無い。だから今の私には居場所が無い。










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