長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年09月19日(日)

 …………怖いな、と思う。人の、意識が。自分に向けられるもの以上に、第三者に向けられる意識が。如何してこんなにも恐ろしいことを言えるのだろうと。そうして私は、いつか感じた恐怖に陥り、いつか感じた狂気を思い出す。

 嗚呼、色々な事が一遍に起こり過ぎて私は混乱しているのだ。と、そう思い込むことは容易いけれど。全てを拒絶する事は簡単だけれど。或いは全てを受け入れることも難しくは無いけれど。それらはどちらも、残酷だ。
 どれ程心地良い陽溜りの中にも無秩序の陰は潜んでいる。

 他愛無い文字を、綴り、自分の考えを再認識するくらいなら。ただただ窓辺に座り物思いに耽って、静かに、思考を深めたい。其れすら今の私にとっては至極残酷なのだけれど、第三者と向かい合うよりは、多分、救われる。










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片翼 [MAIL] [CLAP!]

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