長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年09月16日(木)

 今日は私の父の誕生日である。


 ……と、一寸ひねくれて書いてみたくなる。今日が父の誕生日ということは要するに今日は、私自身の誕生日でもある。
 祝ってくれる友人が少ないので(友人の数が少ないわけではない、と思う)偶に主張してみたくなるのだけれど、別に祝って欲しいわけではなくて。十代卒業、漸く二十歳、という事を書いてみたかっただけ。

 去年までの誕生日と同じように、恙無く、時間が流れるだけの一日ではあるのだけれど。否、朝から区役所へ行って年金(!)の手続きして家庭教師の本部に行ってぶらぶら街を歩いてCDを一枚買って英会話に行って、と通常通り忙しい一日を送っただけなのだけれど。


 思考する。
 散財する事を覚えたのは最近で、嗚呼自分に投資するのって面白いな、とも思う。お金を使って何かを買う、という行為はストレス発散になっているのかもしれない。本とか、服とか、CDとか、花材とか花器とか、其の他諸々。
 秤に掛けてみる。何が私にとって良いもので、何が私にとって悪いものなのか。つまり、そういう影響を私に与えるものなのか否か。私の周囲の環境に相応しくないものは、どれか。其れを選んで、天秤に掛けて、私は物事を実行する。

 どうしようもないくらい痛いことって在るけれど、痛みなんて感じないくらい、痛みに慣れてしまいたいと思うことも侭ある。


 ――で、明日は図書館アルバイト。溜息吐いても良いかな。










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