先生妄想日記 |
2005年01月07日(金) だから嫌いだよ 記憶の底に封印していた嫌な思い出があります。 というほどの事でもなく、まぁ年末の話なんですけどね。 仕事納めの日、私は1人で教室を大掃除していたわけですよ。 もう学校には生徒の気配はほとんどなく、部活のかけ声が、校庭から遠く聞こえてくるのみです。 校舎の外れにあるうちの教室は、無駄に陽当たりが良くて、あったかい。 今日はもう誰も来そうにない。 あぁ、平和ってこういう事だぜ。 掃除したらもう帰ろっと。 ほんと良い一年だったなぁ。良い気分で仕事が終えられるよ。 「だぁ〜か〜らっ、きらいだよぉ〜こんな日に出かけるのぉぉ♪」 年末だしね。 ガーガー掃除機かけながら、思わず歌も口をついて出るって話ですよ。 「年末だっからぁ、あぁぁぁあぁ〜っ」 ノリノリです。 コブシ入ってます。 最後まで歌い切り、ふと後ろを振り向くと。 「………………!」 目を丸くして、私を呆然と見つめる、中等部の生徒らしき1人の男の子が。 思わずしばらく見つめ合ってしまいました。 えっ、いつからそこにいたんだよ! 来たなら声かけてよ! めっちゃ歌っちゃったじゃん! え…………っ! 言い訳させてくれよぅ! そんなわけで、今年の抱負は『もうちょっと落ち着いて生活する』でございまする。 |