先生妄想日記 |
2005年01月09日(日) 人生に勝つ100の方法 あぁいう類の本って、なんか名称があるんですかね。 「人生を楽に生きる100の方法」とか「幸せになるための50の法則」とか「愛される女になる10の言葉」とかそんなん。 人生ハウツー本っていうのかな? さて、うちの学校は、夏休みと冬休みに、読書感想文の課題が出ます。 夏休みは、400字詰め原稿用紙3枚、冬休みは、400字詰め原稿用紙1枚。 夏休みはともかく、冬休みまでやってらんねーよ、と生徒からは絶不評の課題でございまする。 その読書感想文、最近、上に書いた「人生ハウツー本」についての感想文が非常に多いのです。 「『人生を豊かに生きる15の名言』を読んで」とかさぁ。 私は国語の先生ではないので、だからどうってワケじゃないんだけど、そういうのを見ると、なんかちょっと半笑いになってしまう。 10代にして、人生を豊かにする方法を本から学ぼうとするなんて、ちょっと切ないじゃんか。 昨今の高校生は大変だねぇ、などと呟きたくなるってもんです。 気持ちはわかるよ、だって、それ1冊読んだだけで人生がうまくいくなんて、そんな楽な事はないもんね。そりゃ読みたくもなるよね。 まぁそんなふうに、1冊の本に期待できること自体、若いってことであろう。 読む前から「ケッ、んなもん読んで楽な人生送れるならなぁ、最初っからこんなヒキコモリがちな人生なんて送ってねーんだよ」などと思う私は、少なくとも若くはないんであろう。 しかし一番笑った感想文はと書いた高校2年生の生徒くん。 アッハッハ、よくわかってんじゃん。 |