2015年12月07日(月) |
検索結果に対する削除命令 |
日経でなく朝日ネットニュース(H27.12.7)で、「グーグル」を使うと逮捕歴がわかるとして、札幌市の男性が検索結果の削除を求めた仮処分申請に対し、札幌地裁は、検索結果が表示されないようグーグルに命じる仮処分決定を出した。
男性は2003年に逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けたが、それがいまでも検索されるとのことであり、そうなると、社会復帰は厳しいものがある。
裁判官は「男性の犯罪経歴をネット上で明らかにする利益が、これを公表されない法的利益を上回っているとはいえない」としたが、その判断は極めて真っ当である。
今後も、裁判所が、検索結果を表示しないように命じる流れは続くように思われる。
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