2015年12月04日(金) |
「責任のなすりあい」との指摘はいかがなものか |
日経(H27.12.4)11面で、横浜市の傾斜マンションについての記事が載っていた。
記事では、原因とされる杭の不具合について、三井住友建設はデータを改ざんした旭化成の施工ミスと主張しているのに対し、旭化成は三井住友建設の設計ミスとしており、国会で「責任のなすりつけ合い」と指摘されたとしていた。
しかし、費用負担を決めるに際し、相手に過失があるのであれば、それを指摘して費用負担の軽減を図ろうとするのは当然ではないだろうか。
しかも、販売会社の三井不動産は、居住者に対し、立て替えなどの費用負担を申し入れているから、販売会社、建築会社、下請会社間で費用負担で紛争が生じても、居住者に直接迷惑がかかるわけではない。
「責任のなすりつけ合い」という指摘はおかしいのではないか。
|