今日の日経を題材に法律問題をコメント

2015年10月05日(月) 学校は、生徒に対する安全配慮の意識が低いのではないか

 日経(H27.10.5)夕刊で、大阪府八尾市の市立中学校で今年9月の体育大会で、10段ピラミッドが崩れて男子生徒が骨折したという記事が載っていた。

 
 昨年9月にもピラミッドなどの演目中、生徒2人が右足首や足の指の骨を折ったほか、練習中に生徒2人が骨折。一昨年の練習中にも2人が骨折しているそうである。


 大阪市教委は、重大事故を防ぐため、ピラミッドの高さを5段までとする規制を採択している。


 この中学校は、その規制に反して10段ピラミッドを強行したのであるから、学校側には重大な過失がある。


 学校内では、学校側がもう少し安全配慮に気を配っていれば防げた事故がしばしば起きており、いくつも裁判例がある。


 学校側は生徒に対する安全配慮についてもっと危機意識を持つべきであると思う。


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