2015年09月15日(火) |
辺野古埋め立て承認の取り消し |
日経(H27.9.15)1面で、翁長沖縄県知事は、仲井真弘多知事時代に出した辺野古埋め立て承認を取り消す方針と報じていた。
これに対し、政府は、県の承認取り消しの効力を停止して埋め立て工事を続行するようであり、いずれ裁判になる可能性がある。
その場合に、裁判所は、埋め立て自体の適否については判断をせず、訴えの資格があるかどうかという点と、埋め立て承認をした手続きに瑕疵があるかどうかという点を中心に判断と思われる。
そうなると、沖縄県知事は承認手続きに瑕疵があったと主張しているものの、承認が無効になるほど手続きに瑕疵があるということはあまり考えられない。
それゆえ、裁判所は「埋め立て承認は無効ではない」と判断するのではないかと思われる。
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