2015年08月18日(火) |
大会組織委員会が提訴したことを強く非難 |
日経(H27.8.18)社会面で、ベルギーの劇場ロゴのデザイナー側が著作権を侵害されたなどとして、東京五輪の公式エンブレムの使用差し止めを求めて提訴した問題で、大会組織委員会は、「書面によるわれわれの詳細な説明に耳を傾けようとせず、提訴するという道を選んだ」「このような劇場側の態度は、公共団体の振る舞いとしては受け入れがたい」と強く非難したと報じていた。
しかし、「デザイナー側が提訴した」というのであるから、「このような劇場側の態度は、公共団体の振る舞いとしては受け入れがたい」という非難は的外れのように思われる。
大会組織委員会は、「デザイナー側の権利を一切侵していないとする立場に変わりはない」と主張しているのであるから、淡々と訴訟に応じればよい。
訴訟する権利は誰にもあるのだから、訴訟提起したことをもって非難するのは、公的団体の振る舞いとしては不適切ではあろう。
大会組織委員会が、「どっからでもかかって来い」という態度でないのは、何か後ろめたいところがあるからなのかと疑ってしまう。
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