今日の日経を題材に法律問題をコメント

2009年07月17日(金) 田中森一元特捜検事の裁判で、求刑懲役6年に対し、懲役3年の実刑判決

 日経(H21.7.17)社会面で、9000万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた田中森一元特捜検事に対し、大阪地裁は、懲役3年の実刑判決を言い渡したと報じていた。


 求刑が懲役6年であるから、判決はその5割であり、ずいぶん軽くなっている。


 裁判所が、求刑の6割以下にすることは珍しい。


 以前、検察官の求刑後に示談が成立したことがあったが、裁判所は、検察官に改めて示談成立を前提にした求刑をさせ(当然、求刑は軽くなっている)、その上で判決をしたことがある。


 最初の求刑からすれば5割以下の判決になるので、裁判所はそれを避けたのだと思う。


 田中被告の裁判では、裁判所は「目先の現金に目がくらみ、法無視の態度は著しい。弁護士に対する信頼を失失墜させかねない悪質な行為」と述べている。


 それだけ非難しながら、なぜ求刑の5割の懲役3年の判決にしたのか。記事を読む限りはよく分からない。


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