| 2009年01月29日(木) |
漫画家の楳図氏 勝訴 |
日経(H21.1.29)社会面で、漫画家の楳図氏が建てた赤白ストライプの外壁の住宅が閑静な住宅街の景観を壊しているとして、周辺住民が外壁の撤去などを求めた訴訟で、東京地裁は、住民側の請求を棄却したと報じていた。
住民側の請求の根拠は、平穏な生活を侵害しているということだったようである。
しかし、これでは法律上の根拠として薄弱であり、請求棄却の判断はやむを得ない。
訴えた住民については、新聞では分からない事情もあると思うで、とくに言うべきことはない。非難するつもりもない。
ただ、住民側の代理人となった弁護士は、勝訴の見込みがないことは当初から分かっていたと思う。
そのようなとき、依頼された弁護士としては悩ましいものがある。
断ろうと思っても、知り合いの紹介のため断りづらいときもある。
また、判決になれば勝てないにしても、裁判上の和解により、紛争を解決するという目的で訴訟提起することはあり得る。
この事件も、訴訟の中で話し合いを行い、楳図氏から何らかの謝罪を得ることが目的だったのかもしれない。
なお、経験ある弁護士であれば、断りたいけど、弁護士報酬に目がくらんで受任するということはない。(念のため)
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