| 2008年12月26日(金) |
公判前整理手続きは裁判官にとってつらいと思う |
日経でなく、朝日(H20.12.26)社説で、3年前の広島市女児殺害事件で、広島高裁が、一審判決を破棄して、審理が不十分としてやり直しを命じたが、それについて、一審の裁判官が、公判前整理手続きの段階で争点や証拠を絞り込みすぎたのではないかと批判していた。
批判はやむを得ないのかもしれないが、裁判官に同情の余地はある。
公判前整理手続きでは、短期間で集中的に審理できるようにするために、事前に争点や証拠を整理する。
その際に、争点や証拠を十分絞り込まないと、これから始まる裁判員裁判では、裁判員に負担を強いることになる。
かといって、争点や証拠を絞り込みすぎると、今回のように批判を受ける。
そのバランスが難しいのであるが、その時点では裁判官は証拠を見ることができないのである。
そのため、証拠の価値がよく分からないまま、裁判官は争点整理と証拠整理をしないといけないのである。
これは裁判官にとってなかなかつらいものがあるだろうなあと思う。
|