| 2008年12月05日(金) |
不可解な動機は、犯人にとっては「不可解」ではないのだろう |
日経(H20.12.5)社会面に、元更生次官らを殺害した事件で、小泉容疑者を殺人と殺人未遂容疑で再逮捕したという記事が載っていた。
犯人は「34年前に愛犬を保健所で処分された恨みを晴らすため」という、まったく理解できない動機を供述している。
しかし、「不可解な動機」と思うのは世間一般の価値基準に照らしているからである。
犯人にとっては「不可解」でも何でもないのだろう。
私が現在担当している国選弁護事件でも、それは世間を一瞬驚かせた事件であるが、その被疑者に動機を聞いても、不可解でありよく分からない。
そのような不可解な動機による犯罪はしばしば起きる。
評論家は、それを現在の社会状況と結びつけて発言するが、もともと人間が持っている不可解なものが発露したのかもしれないという気がする。
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