日経(H20.9.11)9面に、中部電力が、浜岡原発がタービン事故で停止していた期間、電力を補うために割高な火力発電所を臨時に稼働させたことなどで生じた「逸失利益」の賠償を求めて日立を提訴するという記事が載っていた。
用語の問題ではあるが、電力を補うために割高な火力発電所を臨時に稼働させたことによる損害は「逸失利益」ではないだろう。
「逸失利益」とは、得られるはずであったのに、事故等によって得られなかった利益のことである。
「逸失利益」は、事故によって出費したわけではないので、消極損害という言い方もされる。(これに対し治療費は、出費があるから積極損害である)
原発が停止したことによって電力を売ることができなかった場合には、それは「逸失利益」である。
しかし、電力を補うために割高な火力発電所を臨時に稼働させたことなどで生じた費用は、積極損害であって、「逸失利益」とは言わないと思うのだが。
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