今日の日経を題材に法律問題をコメント

2008年07月31日(木) すかいらーくの再建を巡り、投資会社と現経営陣が対立

 日経(H20.7.31)11面で、外食産業大手の「すかいらーく」の再建を巡り、大株主である投資会社と現経営陣とが対立しており、「銀行団の動向が焦点」と報じていた。


 「銀行団の動向が焦点」とされるのは、投資会社がすかいらーくに出資する際に銀行団から融資を受け、そのときの契約で、社長の退任には銀行団の了承が必要という条項が入っていたためである。


 そのような契約に法律上問題があるわけではない。


 ただ、銀行団は、すかいらーくに出資したわけでも、融資しているわけでもないから、すかいらーくとは直接関係がない立場である。


 そもそも、会社法では、社長(代表取締役)の解任は取締役会で決めるという制度になっている(取締役会設置会社の場合)。


 それにも関わらず、社長の退任に、会社と直接関係のない銀行団の了承が必要というのは、コーポレートガバンナンスの見地からすれば違和感がある。


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