| 2008年06月05日(木) |
20年間で家族や親子関係の意識は変化したか |
日経(H20.6.5)1面で、「最高裁が国籍法の規定は『違憲』と判断」という記事が載っていた。
この事件は、結婚していない日本人の父と外国人の母との間に生まれ、生後に認知された子どもが、日本国籍の確認を求めたものである。
国籍法では、未婚の日本人の父と外国人の母との間に生まれた子が生後に認知された場合、父母が結婚すれば日本国籍が得られる。
ところが、父母が結婚しなければ、認知されても日本国籍は得られない。
そのような国籍法の規定が不合理な差別かどうかが問題になったものである。
最高裁は不合理な差別と判断したわけだが、面白いのは、立法当時の1984年の時点では、父母の結婚を要件することに相応の理由があったとしていることである。
その上で、現在(2003年)では家族生活や親子関係の意識が変化しているので、父母の結婚を要件とすることは不合理であると判断している。
「この20年でそんなに世の中の考え方が変化したのか」思うと感慨深いものがある。 (世の中の考え方にそれほど劇的な変化があるわけでなく、立法当時から違憲であるという見解や、劇的な変化はないから合憲であるという見解もあり得るだろうけど)
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