| 2008年05月09日(金) |
終身刑の新設を検討する超党派議員連盟 |
日経(H20.5.9)社会面に、終身刑の新設を検討する超党派議員連盟が設立準備会合を開いたという記事が載っていた。
設立の趣旨は「無期懲役と死刑との間には天と地の差がある」として、終身刑の創設か、無期懲役の仮釈放までの期間延長を検討するとしている。
確かに、無期懲役の場合、10年を経過すれば仮釈放が可能となるから、死刑と無期懲役とでは刑の開きは大きい。
ただ、実際の運用では仮釈放までの期間は以前より延びてきており、平均すれば仮釈放まで25年くらいになっているようである。
しかも、4年前の改正で有期懲役の最高が20年から30年になったことに伴い、無期懲役の仮釈放までの期間はさらに延びると思われる。
そうすると、現在の運用においては、「無期懲役と死刑との間に天と地の差がある」というほどではなくなってきているように思う。(大きな違いであることは間違いないが)
したがって、議論のある終身刑を創設するのではなく、現在の運用を是認する方向で、例えば仮釈放できるまでの期間を20年以上とするなどの法改正をすることが現実的な方策ではないかと思う。
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