今日の日経を題材に法律問題をコメント

2007年11月27日(火) 「エル・アンド・ジー」の破産開始が決定

 日経(H19.11.27)社会面で、東京地裁は、架空通貨「円天」で問題になった健康食品販売会社「エル・アンド・ジー」の破産開始決定をしたと報じていた。

 しかし、代表者の破産決定は出されていないようである。


 この破産事件は、債権者申立てである。


 債権者申し立てての際に問題になるのは、債務超過であることの証明である。


 というのは、債権者申立ての場合には、その会社の帳簿等は知りようがないし、会社は破産に抵抗することが多いから、債務超過かどうかが分からないことがあるからである。


 ただ、会社の場合には、帳簿がなくても、他の資料から債務超過を認定できることは多い。


 また、債権者申立ての破産事件では、裁判所は、申し立てられた側(債務者)を呼んで、債務超過かどうかなどについて審尋を行うから、その結果、債務超過と判断できれば、破産は開始される。


 「エル・アンド・ジー」の場合には、詳しい事情は分からないが、会社については、様々な資料から債務超過と認定できたが、代表者については、審尋に来なかったため、破産開始決定ができなかったのかもしれない。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->