| 2007年09月26日(水) |
「法務大臣の署名なしで死刑執行をする」ことの適否 |
日経(H19.9.26)社会面で、鳩山法務大臣が、死刑執行について、「法務大臣の署名なしで死刑執行をすることについて勉強会をしたい」と述べたと報じていた。
鳩山法務大臣は、同日午前中には「乱数表か何かで死刑執行を自動的に進めたらどうか」とも述べていたが、「乱数表とか言ったのは反省している」と軌道修正したそうである。
死刑執行を「乱数表」で決めるというのはひどい話で、発言の撤回は当然である。
また、「法務大臣の署名なしで死刑執行をする」制度に変える必要もないと思う。
死刑というのは、国家が殺人を行うわけであり、極めて重大な行政行為である。しかもいったん死刑執行をすると、それを元に戻すことはできない。
そうであれば、法務大臣が最終的に判断し、その署名によって責任の所在を明らかにするということは必要であろう。
裁判所が死刑判決を下しても執行されない原因は、執行命令書の署名を拒否する法務大臣がいることなのであって、制度自体を変える必要はないのではないだろうか。
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