今日の日経を題材に法律問題をコメント

2006年09月07日(木) 恩赦はあるか

 日経(H18.9.7)1面、社会面に、秋篠宮ご夫婦に、41年ぶりの男性皇族となる男の子が生まれたことの続報が掲載されていた。


 このような慶事があると、刑事被告人から「恩赦はあるのでしょうか」と必ず聞かれる。


 恩赦というのは、司法が下した判断を他の機関(通常は行政機関)が覆す制度であるから、あまり望ましい制度とは思われない。


 かつて、尊属殺人罪で受刑していた人に対し、最高裁が尊属殺人罪の規定を違憲と判断したことを受けて、恩赦によって減刑したことがあるようである。


 そのような特段の事由がない限り、恩赦は控えめな運用が望ましいと思う。


 ちなみに、今回恩赦があるかどうかについて、法務省は「恩赦を見越して犯罪に走る者がいるため、事前には公表しない」とのことである。


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