今日の日経を題材に法律問題をコメント

2006年05月17日(水) 弁護士は、手形割引の仲介をしない

 日経(H18.5.17)社会面に、弁護士事務所の事務局長を名乗った男が、「手形を割り引く」と嘘をついて、手形額面1億円をだまし取ったという記事が載っていた。


 騙された人は法律事務所の実情を知らなかったのだろうが、ほとんどの法律事務所では、それがたとえ100万円であれ、弁護士の資格がない者に、対外的に実質的な仕事はさせていないと思う。


 確かに、これまでは細かい事務処理まで弁護士が行う傾向があり、法律事務所の業務効率化がはかれていないという指摘はされている。

 そのため、弁護士に代わって訴状の下書きを作成させたり、事務処理をスムーズに行うために、依頼者との打ち合わせに同席させることはある。


 しかし、事務局長の名刺を持たせて、事務所の外である程度の裁量を持たせて仕事をさせている事務所は、私が知っている限りはない。


 そのような法律事務所の実情を知っていれば、騙されることはなかっただろうと思う。


 そもそも、弁護士が手形を割り引くことの仲介などしないのであるが・・。


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