日経(H17.10.5)7面に、中央青山監査法人が、監査不祥事件を受けて、「監査不祥事の再発には、会計士の業務の質をあげる必要がある」として、会計士の評価基準を見直す方針であると報じていた。 確かに、個々の会計士の業務の質を上げることは大事であろう。 しかし、本来赤字の決算を黒字とする大きな原因は、銀行が赤字決算を嫌がることにある。 この点が是正されなければ、監査不祥事はなくならないのではないたろうか。