今日の日経を題材に法律問題をコメント

2005年10月03日(月) 小説でも間違いは間違い

 今日の日経ではなく、昨日の日経(H17.10.2)の最終面の「愛の流刑地」という新聞小説で、こんなことを書いていた。


 主人公は、愛人を殺してしまい逮捕されたのだが、逮捕された直後に、「知っている弁護士はいないと答えたら、弁護士会の方で国選の弁護士を選んでくれたようである」と書いていた。

 しかし、これは誤りである。


 現在の制度では、起訴される前には国選弁護人はつかない。


 今後、起訴前の国選弁護人制度ができる予定であるが、それにしても「弁護士会が国選弁護人を選ぶ」ということはない。


 「小説なんだからあまり目くじらを立てなくても・・」という意見があるかもしれないが、やはり気になってしまう。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->