2005年07月05日(火) |
ソフトウェア特許の基準があいまい |
日経(H17.7.5付)5面に、「ソフトウェア特許の『乱用』に制限をする動き」という記事が載っていた。
ソフトウェア特許の基準があいまいなため、特許侵害で訴えられることを恐れた中小ソフト会社では技術開発をためらう動きが出ているそうである。
具体例として、その記事の中では、パソコンのF1とかF2といったファンクションキーに、「税処理」などの機能を割り当てたという技術で特許を取得したということを挙げていた。
確かに、ファンクションキーに機能を割り当てることは一般的に行われており、それに新規性があるとは思われない。
この程度で特許が取れるのでは、基準があいまいといえる。
特許庁は、知財戦略を重視するあまり、安易に特許を認めてすぎており、その結果、基準があいまいになっているのではないだろうか。
|