今日の日経を題材に法律問題をコメント

2005年05月30日(月) 出資法で認める金利を引き上げる動き

 日経(H17.5.30)19面に、「消費者金融の怪」というタイトルで、利息制限法と出資法とで金利が違うという解説記事が載っていた。


 利息制限法で認められている金利は18%である(元本が10万円以上100万円未満の場合)。

 これに対し、出資法で認められている金利は29.2%である。


 29.2%という利息は、貸付資金の調達利息に比べて相当高いと思われる。


 ところが、この29.2%という金利を上げようという動きがある。

 中小金融業者の保護のためということらしい。


 しかし、現在の低金利時代においては、29.2%の利息でも十分利益が出ると思われる。

 それなのに、それ以上の利息の徴収を認めてまで、金融業者を保護する必要性があるのだろうか。


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