今日の日経を題材に法律問題をコメント

2005年05月31日(火) もんじゅ設置許可について、最高裁は適法と判断

 日経(H17.5.31)1面に、もんじゅ設置許可の無効確認訴訟で、最高裁は、違法とした高裁判決を覆し、適法との判断をした


 最高裁の裁判官は、ほとんどが65歳以上で、しかも法律家であって原子力の専門家ではない。


 そのような人たちが、原子炉設置の安全審査の内容が妥当かどうかまで判断できるはずがない。

 そのため、裁判所としては、原子力安全委員会などの専門家の判断を尊重するしかないのではないだろうか。


 今回の最高裁の判決について、「最高裁のあるべき姿の放棄である」という原告弁護団の批判が載っていた。

 しかし、司法がすべてを判断できるはずはなく、それぞれの役割分担があると思う。


 その意味で、もんじゅ設置許可を適法とした最高裁の判断はやむを得ないのではないか。


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