日経(H17.5.11)社会面で、佐賀地裁が、死刑求刑の被告に無罪を言い渡したと報じていた。 朝日新聞によると、取調べの際の録音テープがあり、そこでは、取調官の問いかけに、被告人が「はい」「いいえ」と小声で答えているだけであったそうである。 録音テープが証拠として提出されることは珍しい。 検察官としては、被告人の供述の信用性を高めようとして、録音テープを証拠として提出したのだろうが、逆効果だったようである。