| 2004年12月02日(木) |
第三者の供述はこわい |
日経(H16.12.2)1面トップで、UFJ銀行の岡崎元副頭取らが、検査忌避の疑いで逮捕されたと報じていた。
岡崎元副頭取は金融庁から告発されていなかった。
それにもかかわらず逮捕されたのは、部下が「岡崎副頭取の指示があった」と供述したからであろう。
これに対し、トップの寺西元頭取が逮捕されていないのは、岡崎元副頭取が「寺西元頭取は承知していた」と供述していないからである。
しかし、検査隠しをどこまで認識していたかは微妙な問題であり、供述次第でどうにでもなる要素がある。
例えば、「元頭取に具体的な報告はしていないが、これまでの経過を考えると、検査隠しは分かっていたと思う」と供述すれば、それが真実かどうかを確認するために寺西元頭取が逮捕される可能性はあると思う。
この件で寺西元頭取が検査隠しを知っていたのか、まったく知らなかったのかは分からないが、一般論として、供述というのは、無罪かもしれない人間を巻き込むおそれのある怖い性質がある。
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