| 2004年09月14日(火) |
赤本は損害賠償事件のバイブルである |
日経(H16.9.14)社会面で、交通事故における慰謝料について裁判所の基準が画一的であるということを書いていた。
交通事故の損害額の算定には、表紙が赤いため通称「赤本」と呼ばれる本に書いている基準を参考にする。
それゆえ、算定が画一的なるのは必然である。
被害者にとっては、それぞれ事情が違うのに一律に扱われることに不満を持つ気持ちは分かる。
しかし、この赤本が、損害賠償基準に多大な貢献をしているとは事実である。
算定基準が明らかなため、裁判でどのような結論になるのかが大体予想できるからである。
この基準は、交通事故の損害賠償の基準として作成されているが、弁護士はそれ以外の人身事故にも使っている。
例えば、近所の飼い犬に咬まれてケガをしたことで相談を受けた場合、赤本を持ってきて、「損害賠償額は○○万円程度になりますね」とか「○○万円程度しか請求できないでしょうね」と答えるわけである。
赤本は市販されていないが、一般用にもう少し分かり易く書き直して、書店で売ってもいいのではないかと思う。
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