| 2004年08月26日(木) |
選手会が、オリックスと近鉄の合併の凍結まで求めるのはやりすぎではないか |
日経(H16.8.26)スポーツ面に、プロ野球選手会が、特別委員会の開催を求めて法的手段に訴えることになったと報じていた。
一般論として、紛争になった場合に、変に密室で話し合いしたり、請求を諦めたりするよりも、司法の判断に委ねて解決を図ることはいいことと思う。
しかし、法律上の根拠もないのに裁判所に訴えるのは、自己の主張をアピールするために裁判所を利用するものであり、好ましくないと思う。
先の特別委員会の開催を求める仮処分申請についてみると、新聞報道ではよく分からないが、恐らく使用者が負っている誠実交渉義務に基づいた請求であろう。
かかる誠実交渉義務に基づいて特別委員会の開催を求めることは、考え方としてはあり得ることであって、問題はない。
しかし、同日の他紙の報道によると、選手会は、オリックスと近鉄の合併の1年間凍結なども求めるようである。
この仮処分申請は私は疑問である。
オリックスと近鉄の合併の凍結を求める権利は選手会にはないからである。
その意味で、合併の凍結を求める仮処分申請は、裁判所の政治利用であって、いかがなものかと思う。
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