2002年02月02日(土) |
カラ売り規制−カラ売り自体が悪いのか− |
日経朝刊4面に、「過剰なカラ売り防止」「金融庁、東証など要請」という記事が載っていた。
最近、カラ売りに関して行政処分を受ける証券会社が相次いであることがきっかけとなったようである。
その対策の1つとして、売り残、買い残額の発表が一週間に一度だったのを、今後は毎日公表することにするそうである。 (これまでは、過熱した銘柄だけを「日々公表銘柄」に指定して、その銘柄だけ毎日公表していた。)
しかし、毎日の売り残、買い残は、東証はデータとして持っていたはずである。 それをこれまで公表せず、カラ売りが問題になってから、初めて公表するという東証の姿勢は疑問である。
そもそも、金融庁は、カラ売りは悪であるという意識を持っているような気がする。 しかし、私は、取引形態というのは多様であっていいと思う。したがって、カラ売り自体は非難されるべきでないと考えている。
ただ、前提として、充分な情報公開が必要である。 それがなされるならば、ハイリスクなものも含め、様々な取引手段があっていいと思う。
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