2002年01月23日(水) |
金融商品換金に本人確認を義務づけ |
日経1面トップに、「大口送金や金融商品換金に本人確認を義務づけ」「100万円以上を検討」とあった。
記事によれば、預金取扱金融機関と証券会社において、口座を開設する時と、500万円以上(100万円まで引き下げる案も有力)の現金取引には、運転免許証などによる身分確認が必要になるとのことである。
法案の内容が定まっていないため、ネットでの証券取引や、ネット銀行にどのような影響があるかは不明であるが、ネットの手続のみで口座開設することはできないであろう。 今でも、ネットで口座開設することはできないため、ネットですべて手続ができるように希望する人が多かったが、それとは逆の方向での改正になる。 ただ、対象が現金取引だけのようであるから、株式を売却して、別の口座に出金するときは、本人確認はいらないと思われる。
マネーロンダリングやテロ対策を強化すれば、ネットの便利さは損なわれるから、両者の兼ね合いが難しい。 ただ、現在は、「テロ対策」は葵のご紋みたいで、テロ対策であるといわれれば、便利さは諦めないといけない雰囲気であるが、それもやむを得ないのかも知れない。
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