* 世界一ついてない日常
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2004年03月07日(日) いきなり新撰組!7

屯所に帰ると、辺りがなにやら騒がしい。

「どうしたんです」
「沖田さん。古高俊太郎が捕まりました。今詮議にかけてます」

古高?!
…というと…あれだ。ろうそく。土方副部長のSMプレイ。

「君!」

は、はい?

「時間だ。中の隊士と交代してくれ」

げえ!!すぷらったの予感!!

蔵に入ると、まさしく史実どおりに逆さづりの古高俊太郎。
それに吐け吐けと言って水ぶっかけてる隊士。

そして――白皙の副部長。

…おー。映画のとおりじゃん。

どうも。交代しまーす。はい。休憩行ってくださーい。

「あ、すまんな田辺」

田造ですけど…ま、いいや。あ、副部長もどうぞお茶でも

「いや。これはおれの仕事だ」

私、何すればいいですか。

「見てわからんか、水責めだ」

はい。あ、どうも古高さん。
私はこれからあなたに水かけます田造です。よろしく。

「なんど聞かれても同じこと。早く殺せ!」

これからろうそく台にされるとも知らずに、君もなんだかなあ。
ねえ早く吐いたほうがいいよ。ほら、例の火事大作戦だよ。

「?! 貴様、知って…?!」

火事にすると文化財とか燃えちゃうし、
京都が観光都市になれなかったら君の責任だぞ。
そりゃ坊さんに会いたかったのはわかるけどさー

「ぼ…坊さん?」

有名だよ――
火事場で会った坊主に恋をしてまた会いたい一心で振り袖に火を。

「ち、ちがう。それは」

俗に言う振り袖火事だね。究極の愛の形。

「ちがうそれは俺じゃない!それは話が混ざっている!」

はー。あんた坊主フェチ?

「ちがう!だから俺が計画したのは京都を焼いてその隙に天皇を!」

「…その話本当か」

「!!」

え? あ、やばい。ちょっと古高吐くの早かった?
あのー、副部長、私、せっかく釘とろうそく持ってきたんですが…

…。ハッピバースディトゥーユー♪

            〈続〉


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