かくして池田屋事件に突入。 私は「誠」の旗印を掲げ、近藤勇について行くことになった。
バーン。木戸が蹴破られ、
「御用改めだ!刃向かう者は斬り捨てる!」
近藤さんかっこいー
「ばか田上!外で待ってろっつっただろ?!」
言いながら近藤、階段駆け上り浪士の一人を斬り捨てる。
田造です!いい加減憶えてください!
「いいから近藤さん、田丸くん、早く座敷へ!」
永倉さんまで…。
えーい、こうなりゃヤケだ!そこの浪士!勝負っ!
「貴様ァ!」
闇の中で白刃が光る。 こちらも刀を抜こうとして、ダイコンを抜いてしまう。
「…な、なぜ…?!」
な、なぜ…?! そ、そうかさっき間違えて…
「なんでそこを間違う!!」
うるさい! それより君、銃刀法違反および公務執行妨害で逮捕する!
「わけのわからんことを!死ねっ!」
その発言は殺意があったものと見做し殺人未遂罪も加える! 公安職公務員をなめんじゃねえ!!
ぐさっ。
「ほがっ!!」
一瞬の間であった。 あわや刺し違えるかといったところ―― 私のダイコンが一秒早く、浪士の口にはまった。
「ほがほが、ふぎー!!」
その隙に制圧、おとこ結びで収容者一名捕獲。
「近藤さんっ!」
そうこうしてる間に、土方隊が到着。 浪士のほとんどがさっさと斬られてしまった。
あーつかれたー
「旗!しっかり揚げろ!見えねえじゃねえか!」
そんなわけで新撰組オープニング、 開始早々怒鳴られてる平隊士は私です。
え?どうやって戻ってきたかって? いやだなあ、あのロケ、京都でやってんですよ。京阪電車に決まってるでしょ〜
〈完〉
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