……あれ? おかしいな。 なんで日記が書けるんだ。私、昨日死んだはずじゃなかったっけ。
──そう…ママは蘇ったのです。
大ちゃん? ──私の大王の力でもって。 なんか人格どっちでもないぞ。 ──そう、私は神。私は愛。私は宇宙。 はー…偉くなったもんだねえ。 ──とりあえずお腹すいたのでワカメをください。 でも主食はワカメなんだねえ。
…ハッ。
おい地球!地球どうなった! ──ふふふ… ふふじゃなくって!ニッポン案内所の奴らはどうした! ていうか何!?なんでここ真っ暗なの? ──日記の背景は元から黒ですよ。 そーじゃない!なんで真っ暗なんだ、ここ。
!! ま まさか……!
──なかなかおいしかったですよ… 食べたな?!食べたんだな?! ──海の程良い塩味に、酸性雨がピリリと辛い… あ──ッ やっぱりだ! この野郎! 吐け! 吐け──っ! ──なぜですかおいしかったのに。 読者の皆様に申し訳が立たぬわ! さあ吐け! やれ吐け! ──宇宙の太母ともあろうお方がなんて下品な。 知らん! ていうか、オレは男だ!花の大学生だ!さっさと地球を返せ!
『見苦しいぞ。落ち着きなさい』
おい今度は誰だよ?! ──これはご機嫌いかがです、天にまします我が父よ。 『ああ、我が子よ。』 大ちゃんの…パパ? ………そ…そーすっと…… 『待たせたね、我が妻よ』 知らん!オレは知らんぞ! 『落ち着きなさい、地球なら大丈夫だ。 世界は宇宙の中で、何一つ変わらず生き続けるのだ』 妻ちがう! 『私は万物の創世主。全ては私の意のままに』 なってたまるか! かくなる上は…大ちゃん!これをっ! 『何をする!!』 下剤だ! 『宇宙に下剤飲ますやつがあるか──ッ!!』
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