出た!これでどうだ!
『な…なんということを──』 で、あんたとは離婚!大ちゃん、地球に戻るぞ! 『なんだと?!許さんぞ!!』 やかましい!これでも食らえ!下剤クラーッシュ! 『やめんか──!!!!』 ふっふっふ、人間をナメるなよ。 『…妻よ、それは、人間としてもどうかと思うぞ…。うっ!!』
〜しばらくお待ち下さい〜
まあイヤだ。そんなお下劣な方とはおつき合いできませんわっ。 『妻よ…これにはワケが』 離婚ですわ離婚! さよーならー
よーし片づいた。大ちゃん、帰るぞ。飛べ! ……大ちゃん? ──お世話になりました。 え、何? ──裁判で養育権を奪われたのです。 そんな! ──ママは学生で収入もないし、だから私はパパの元に参ります。 だけど私を愛してくれたことは忘れません。 な、え、お前…? ──さよならです、ママ! あ、おい! ちょ、え? 大ちゃん!? 嘘だろ?!
大ちゃーん……ママは、ママは…………
……。 ……私は、目を覚ました。 見ると、枕元に直径1メートルのたまごがあった。
……。
さっさと生ゴミに捨ててしまった。
<完>
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