ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

「昭和」の香り - 2007年09月17日(月)

「ルーザー」の“六つ目の朝が来てブリッジです”の元歌だという
「子連れ狼」を聴いた。

「子連れ狼」
小池一雄作詞・吉田正作曲
歌:橋幸夫

・・・・・・
涙隠して 人を斬る
帰りゃあいいが 帰らんときゃあ
この子も風ン中 土になる
この子も風ン中 土になる
ああ 大五郎 まだ三つ
ひょうひょうしゅるる ひょうしゅるる
ひょうひょうしゅるる ひょうしゅるる

台詞
六つ目の朝、霜がおりた。季節の変わり目をつげる別れ霜が
・・・・・・

『しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
 しとぴっちゃん』も
『ぱきぱきぴきんこ ぱきぴんこ
 ぱきぴんこ』も凄い歌詞だと思うけれど
私は、『ひょうひょうしゅるる ひょうしゅるる』
『この子も風ン中 土になる』が印象深い。
YOSHII LOVINSONの「POENIX」“風の広場で魂が泣いてるヒョーヒョーヒョー”や
「WANTED AND SHEEP」の世界を感じた。
「子連れ狼」というと萬屋錦之介が演じたTV版が有名だろうけれど、
私は勝新太郎のお兄様、若山富三郎主演の映画版「子連れ狼」が好きだ。
「冥府魔道」そのもの!若山富三郎自身が剣の達人だったそうなのだが、
剣さばきが凄すぎるのだ。勝新太郎も相当だけれども、
若山富三郎もとっても色気のある俳優さんだった。
沢田研二の「時の過ぎゆくままに」が主題歌だったTVドラマ「悪魔のようなあいつ」で
沢田研二演じる主人公・良を追いつめる老獪な警部役が若山富三郎だった。
飄々として人間味溢れる演技が印象深かった。
関わるもの全てを虜にするような若く美しいジュリーも勿論素敵だったが、
Mの極みのようなクラブのオーナー・藤竜也もダメ男っぷりが母性本能くすぐる
荒木一郎も実に良い。
凄く強引な結論付けだとは思うが、吉井和哉という人の歌は、
何だか訳の分からない位に混沌として且つ魅力に溢れていた「昭和」の
芳しさを持っているのだと思う。








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