ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

bridgeインタヴュー - 2005年04月01日(金)

渋谷陽一は、やっぱり凄い!
それがbridge「YOSHII LOVINSON ソロ第二弾、傑作の真相」を読み終えた
正直な感想だ。
あの昨年12月26日東京ドームでの「JAM」のYOSHIIを
『客や、周りに対するいい意味でのサディズムが
(周りはどうであれ俺は俺で行くぞ、っていう独特のサディズムが)出た』と仰っていて、
大きく頷いた。
ヒストリービデオの上映が終わって観客が或る種放心状態のところへ突然
ステージに現れいきなり演奏を始めたあの場を、
あの巨大な空間をYOSHIIは、一点に集中させてみせたのだ。
恐ろしい男だと思う。
しかも『俺はもしかして、期待してたんだよね、あの最後の演奏に』
『あ、やっぱり今日はマジック起こんなかった。やっぱり解散だ』と思ったと。
何と残酷な事を言う人だろうか。
でも、あの最後のステージでメンバー4人が揃って挨拶をすると予定されていて、
私は「まさか、そんな筈はないだろう」と思いながらも
『古いTHE YELLOW MONKEYは今日終わります。
明日からは新しいTHE YELLOW MONKEYの活動が始まります!』と宣言してくれるのではないかと
、心のどこかで願っていた。奇跡は起こらなかったけれど、だけれどもあの「JAM」で、
どんな言葉を尽くされようとも伝わり切らなかったであろう事が判った。
この4人はもうTHE YELLOW MONKEYではないのだと言う事が。

渋谷陽一氏は「at the BLACK HOLE」制作時のYOSHIIの状況にも鋭く斬り込んでいる。
『延々答えのないグルグル回りの中』これがあったからこそ
「at the BLACK HOLE」のYOSHIIは途轍もない苦悩を味わったのだろうけれど、
だからこそ素晴らしい作品へ昇華されたのだ。
渋谷氏が1stを『素晴らしい作品』と評してくれている事がとても嬉しい。
あの作品を作ったから「トブヨウニ」の3曲、そして「CALL ME」、そして
この「WHITE ROOM」へと繋がったのだ。
『THE YELLOW MONKEYの重力』
これは誰よりもYOSHII自身が一番大きく強く感じているだろう。
「解散」しても尚、折に触れ感じる事もあるだろう。
けれど、YOSHIIはもう大丈夫に思う。
今回はイエローモンキーの曲はやらないけれど、
いずれイエローモンキーの曲をLIVEでやる可能性があると話してくれた。
自分を取り戻せたのだ。
その事が一番嬉しい。
『今すぐやらせろ!メンバー連れてこい!』
頼もしい限りだ!






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