物語は、まだ始まったばかり - 2005年01月20日(木) YOSHII LOVINSONのファンクラブYLOFCでは、 毎月YOSHIIさんのお仕事関係の方々による月刊エッセイが配信されてくるけれど、 2005年初の今日の配信は、東芝EMI制作ディレクターの立入さんが書かれたものだった。 ヒーセさんと昔のライブ仲間だったという立入氏がまだTHE YELLOW MONKEY 結成したばかりの頃のヒーセとアメ横で出会ってLIVEに誘われた話、 LIVEに行かないまま14年も過ぎて途中入社した東芝EMIでYOSHIIで出会ったという話は、 縁は繋がっているものだなあと感じた。 そしてとても印象的だったのが、『ファーストアルバム「at the BLACK HOLE」制作時、 MIXINGまでやった後のマスターテープの本数は40本、その中で厳選して 20本ものテープををニューヨークへ持って行った』というくだりだ。 『YOSHIIさんの3年間の「音への想い」の重さ』という言葉に、 MONKEY休止後にYOSHIIが取り組んだ「音楽を創る自分との闘い」の時間の濃さと重さを感じた。 1stアルバム発売から1ヶ月半後に既に次作のレコーディングを再開していた事にも驚いたけれど、 今回のマスターテープは6本、ニューヨークへ立入さんが運んだのはDVD-R1枚、 マスタリングに使用したのもDVD-Rだったという事がとても大きいと思う。 YOSHIIは惑いの時を脱したのだろう。 研ぎ澄まされた集中力が密度の濃さとクォリティーの高さを生み出しているのだろうと、 頼もしくて仕方ない。 立入さんは、『プロフェッショナルなアーティストの条件は、「良い作品を生み出す」 「身の丈にあったプロモーションが出来る」「記憶に残るライヴをする」の3つである』 『3月9日に発売される2nd Album WHITE ROOMで YOSHII LOVINSONのプロローグは終わりを告げようとしている。 皆が現実を体感し、それが沢山の人の「記憶に残るライヴ」になれば、プロローグは終わりだ。』と、 そして『物語は、まだ始まったばかり』だと書いておられる。 「身の丈にあったプロモーション」って、どういう事だろう。 「at the BLACK HOLE」までは、全国ラジオ局行脚だった。 「CALL ME」ではラジオ出演とCS放送などでの音楽番組出演、音楽雑誌などだ。 昨年よりは、媒体は拡がっている。けれど、出来れば地上波の出来るだけ多くの 人たちが見られる番組にも出演して欲しいと思う。 今回の「CALL ME」は、今までのYOSHII LOVINSONを知らない層にも アピール出来る曲だ。新たなファンを獲得して行って欲しい。 YOSHII LOVINSONの物語は、まだ始まったばかり。 これからどんなストーリーが展開していくのか、 その行方を培って行くのは、我々ファンも共に進む動きでありたいと思う。
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