ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

ひとりで立つ場所 - 2005年01月09日(日)

「音楽と人」2月号YOSHII LOVINSONインタヴューを読んだ。
昨年の解散インタヴューや先日の「NEWSMAKER」を読んでから
大分耐性がついて来ているように思っていたけれど、
『「CALL ME」が最後の限界だった。』という言葉は、
改めて目にすると結構重いものだった。
ずっと「我慢」していたのかと。
活動休止を決めてからだけでも5年近くもの長い時間だ。
それだけの長い時間のうちにYOSHIIが抱えたものの大きさを思って暗澹とした。
大体において、本当の事を言えば、
バンドの解散を「離婚届けを出す」という表現するのも
私は、好きじゃない。
『新しい女ができちゃった』ってのは、何なのよ!?
せめて「パートナーシップの解消」と言いなさいよ。
って、結局おんなじ事なんだけど(笑)
けれど、この「NEWSMAKER」と「音楽と人」を読んで、
少々チクチク痛みを感じつつも最終的には、私も何かが吹っ切れたように思う。
『MITCH・IKEDAさんが「ファーストは大っキライ」って言うけどセカンドは大絶賛してくれて、
セカンドアルバムのジャケ写をやたら扉の前で撮ってくれた。』と
YOSHIIが話していて、その事が凄く納得出来た。
THE YELLOW MONKEYにきっちり幕を引いたYOSHIIは、「CALL ME」発売の今、
新しい境地に向かおうとしている。
YOSHII LOVINSONでのソロデビュー当時に、全身を纏っていたように見えた
ピリピリと張り詰めたバリアが消えて、
伸びやかにしたたかにソロアーティストとしての
枝葉を伸ばそうとしているようだ。
『ひとりで』というところにまだ淋しい気分に襲われる未練がましい私だけれど、
『ここは俺の場所だから』とYOSHIIがその持てる全ての才能を
高らかに魅せる事の出来る立派な幹を作って行って欲しい。





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