自由がここにある - 2004年08月07日(土) “救いだった神にすらもう SAY GOOD BYE SAY GOOD BYE SAY もう誰のせいにもしないって” 「SWEET CANDY RAIN」のフレーズが頭の中で何度もこだましている。 「bridge」で渋谷氏がこの「SWEET CANDY RAIN」を作る為のアルバム 「at the BLACK HOLE」だと仰っているが、今こうなってみて改めて、 この曲の持つ意味の大きさを噛み締めている。 そうか《リセットする歌》なのか。 “「ありがとうありがとう 私に流れた色んな人たちの血」” あなたを生み育て形作って来てくれた全ての人やものや全ての存在に 《ありがとうそしてさよなら》 そういう旅立ちを歌った歌なのかも知れないね。 『“SWEET CANDY RAIN”は・・・ちゃんと公共の場では説明しないですけどね ・・・結構自分の中では、いろいろ意味があるかなあ』 YOSHIIがそう言っている。 この曲がアルバムの中で『最後です。一番最後』に出来た曲だという 『SWEET CANDY RAIN』この曲を初めて聴いた時、もの凄い衝撃を受けた意味が 今更ながらに判った。 この曲が出来て、そしてようやく次の段階に進めたのだね。 2004年7月7日、吉井和哉、菊地英昭。廣瀬洋一、菊地英二この4人が集まり THE YELLOW MONKEYという唯一無二のバンドに終止符を打った。 四者四様という言葉に誰が存続を希望したのか、誰が強く解散を望んだのかという 詮索は必要ない。四人が決めた事実。それが全てだ。 一つの時代が終わりを告げ、また新しい時が刻まれて行く。 それでも『峠』で私の胸に刻まれたあの映像=広い荒野を歩む四人の道が やがて一つに交わって巡り合う、その光景が現実になるようにと夢見続けたい。 ただ一筋に「待つ」と言い続けた事が、メンバーを苦しめたのかと、 当初、罪の意識に苛まれていたけれど、バンドを遣る遣らないはメンバーの 責任であり自由だと同時に、バンドを愛するのはファン自身の問題だ。 私は、THE YELLOW MONKEYを愛し続ける。遠い未来にいつか必ず四人のLIVEを、と 夢見るのもその辛さを充分自覚した自由だ。
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