SLIPKNOT “VOL.3 - 2004年08月14日(土) YOSHII LOVINSONがコラムで教えてくれた『最近どんな音楽を聴いているのか』に 挙げられていたCDのうち、まず「SLIPKNOT “VOL.3」を聴いてみた。 菊地兄弟がやっていたラジオ「英ハウス」でもアニーがSLIPKNOT好きって 言ってたので、馴染みがあったから。 ちなみにYOSHIIのコメントは 5.SLIPKNOT “VOL.3(THE SUBLIMIAL VERSS)” 実はスリップノットは激フェイヴァリット。 デビューアルバムからのファン。メタルの血が騒ぐ。 鋼鉄と土と精子の匂いがプンプンする真のメタル (因みに自分はパンテラも大好きだ)しかも今回はプロデュースに リック、ルーピン(レッチリでお馴染み)で全体に重く大人っぽい。 ファンは不評のようで「もう終わりだ」とか言われてるらしいが、 このアルバムで彼は5年は寿命を延ばしたと思う。 *** ともかくCDを聴いてみる。 へヴィーだ。「デュアリティ」のメロディは美しく、畳み掛けるように 盛り上がっていく様は快感だ。「サークル」でのアコースティックギターの始まり、 コーラスの重なりが綺麗で聴き入った。 「ヴァーミリオン・パート2」も穏やかで優しげな弦が奏でるメロディと コーラスにこれが「スリップノット」なのか?とビックリさせられた。 それが次曲「ネイムレス」で激しいビートに包まれたかと思うと、 美しいメロディが挿入されたりと変化に富んでいる。 最終曲「デインジャー・キープ・アウェイ」は情感溢れ余韻に浸れる。 日本のみボーナス曲「スクリーム」の疾走感が心地良かった。 ちゃんと聴く前は、とにかく「ヘヴィロック」だという印象だったが、 思っていた以上に魅力的な音だった。 ライナーノーツの冒頭に 『スリップノットは完全に混乱をきたし、内部や周辺にネガティヴな雰囲気を 強く、そして大きく放ちまくっていた・・・・・・』と書かれている。 バンドの危機は2001年から2003年に掛けて続いたらしい。 その間、メンバーの解散を示唆する表明まで飛び出し、 全世界のファンを驚愕させたのだとか。 でも彼らは9ヶ月間9人全員が共同生活を営んで、このアルバムを作り上げたんだね。 混沌の中から、新たな絆を見出し、バンドの新たな姿と進むべき道を見据えた 湧き上がるエネルギーを感じる。再生するパワーって素晴らしいものだ。 YOSHIIさん、教えてくれてありがとう。
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