山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2014年01月18日(土) 国木田独歩『武蔵野』を読む

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「日本文学全集12 国木田独歩 石川啄木集」

 辻原登氏の「東京大学で世界文学を学ぶ」で出てきた近代小説の夜明けのような作品。

 国木田独歩は「武蔵野」を、二葉亭四迷が訳したツルゲーネフの「あいびき」の冒頭を引用して書いている。この言文一致体を読んだ国木田はこの文体で「武蔵野」を書いた。文体もだが、ここから近代小説の風景描写が始まったという。これでもかというほど自然描写に徹している。文章の中でも「あいびき」を引いたことを書き、それが何のためか明確にしている。


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