山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2012年08月15日(水) 遠方より友来る

 今は茨城は牛久市に住んでいる同期生の関口がお盆の帰省をしたついでに妹を伴って我が家を訪れてくれた。

 学生時代は学科は異なるが、安藤先生の英語の講義が合併授業だったので、土木と化学とで一緒の授業を受けた仲だ。社会人になってから米国勤務を経験した彼はすっかりバイリンガルになったようだ。

 妹さんの方はその兄を通じてではなく、私が社会人になってから職場の先輩に連れていかれた子ども会の事務局で知り合った。まだ右も左もわからない頃に先輩について行ったら、仕事ではなく、いわゆる社会奉仕活動の一つである「子ども会」のお手伝いであった。事務局だから機関紙の発行や配布、各種イベントの準備、後始末などだ。そこにお手伝いに来ていたのか子ども会上がりのジュニア・リーダーたちであった。彼の妹もその中の一人であった。実は当時彼女と一度だけデートしたことがあった。子ども会の機関紙を配るのを口実にドライブに誘った。でもそれ切りになった。

 そんな思い出話をしているうちに時間はどんどん過ぎていった。とても楽しいひと時であった。

 それもこれも遠い思い出のようである。

本書のタイトルである「伝奇」とはなんであろうか。筆者は途中で次のように説明している。
 奇を伝えるのが「伝奇」である。唐より以前は怪を志(しる)すという意味で「志怪」と称していた。だから伝奇は小説や物語と同じ普通名詞である。

 唐代は伝奇がたくさん書かれたようである。それは需要と供給の関係でもある。一般の読書人から歓迎されたから当時伝奇が流行したのだと筆者はあとがきの中で述べている。
 本書は17の小編を集めた短篇集である。中でも「杜子春」は芥川龍之介の作品がよく知られているが、これは「続玄怪録」が原作だそうで、二つの作品を比較するように紹介しており、読んでいてとても面白いと思った。


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